クローズアップ

大雪被害を乗り越えて元気に

[2014/10]



フェアには埼玉の畜産物が勢揃いする。生産量の少ない逸品を食べ尽くそう。

 

会場では生産者との会話も。その価値をしっかり味わいたい(写真は畜産フェア2012)

 

昨年は雨に泣いた「ミルク082くん」。今年こそはと張り切っている。お楽しみに

畜産フェア 4日熊谷で

 今年2月の大雪で大打撃を受けた「埼玉の畜産」だが、災害を乗り越えて元気いっぱいだ。その姿を示そうと今月4日、県内産の畜産物や加工品が熊谷市に集結しフェアが開催される。埼玉には彩の国黒豚、武州和牛など数々のブランドがある。魅力は抜群の味と安心・安全なこと。埼玉の畜産が暮らしの隣にある価値を、この機会に味わってみよう。

暮らしの隣にある畜産 安心・安全で美味しい

 「埼玉の畜産は暮らしの隣にあって、とても元気。県内産を選んで食べることで味はもちろん、安心・安全の価値を多くの人に知ってほしい」

 県内の畜産関係者は口を揃えてこう訴える。手塩にかけて育てているからこその自信。米や野菜だけでなく、地元産の畜産物にも注目してほしい。

 農水省がまとめた都道府県別農業産出額(平成24年)をみると、埼玉は農業全体で全国18位にランクされている。地産地消が進む中で、埼玉が全国有数の野菜の産地であることは広く知られるようになった。ねぎやほうれんそう、さといもなどがその代表格だ。

 では、畜産はどうか?意外かもしれないが、県内農業産出額の15%を占めており、産出額は279億円に上る。県がブランド推進品目に掲げる畜産物だけをみても武州和牛、深谷牛、彩さい牛、彩の夢味牛、彩の国黒豚、彩の国地鶏タマシャモ、彩たまごと多彩。いずれも餌の配合や育て方、血統、衛生管理や飼育環境、飼育期間などにこだわった一級品ばかりだ。

埼玉の産畜物が勢揃い 牛乳・乳製品フェアも

 彩の国畜産フェア2014が今月4日、熊谷市千代の江南総合文化会館「ピピア」駐車場で開かれる。口蹄疫(こうていえき)や鳥インフルエンザ、原発事故による影響などで受難が続いた埼玉の畜産。さらに今年2月の大雪が大きな被害をもたらし追い討ちをかけた。

「フェアは、埼玉の畜産の魅力を知ってもらう貴重な機会。被害を乗り越えて復興した元気な姿を示したい」

 主催するのは、全農県本部や県酪農協会、県肉用牛経営者協会、県養豚協会、県養鶏協会、県養蜂協会などの生産者団体や県畜産会などで組織する実行委員会。県や熊谷市、市観光協会も参画するなど、畜産関係者がフェア開催に総力を挙げる。

 また、彩の国牛乳・乳製品フェア2014(主催・県牛乳普及協会)も同時開催され、酪農生産者や乳業、牛乳販売関係者も力を注ぐ。

 フェアには県内の畜産物や加工品などが勢揃い。生産量がまだまだ少なく、店頭では目にする機会が少ないブランド畜産物を入手する絶好の機会と、開催を楽しみにする常連客も多いとか。会場には牛乳パックのリサイクル工作やクイズ、骨密度測定会、牛乳などの販売コーナーなどもある。

 フェアは午前10時から午後3時まで。入場無料。小雨決行。