平成27年度
おしえてください!
未来へつなぐエコ活動

 子どもたちはどんなことから環境に関心を持つのでしょうか。子どもたちの新聞を読んで気づくのは、新聞やテレビが伝える話題や出来事から問題点に気づき、身近なこととして、自分の問題としてしっかりと引き寄せていることです。
 今年集まった新聞は3122点。3500人を超える子どもたちが新聞づくりに取り組みました。さて、どんなエコ活動を未来へつなごうと考えたのでしょうか。小学生記者の力作をじっくりとご覧ください。
※発表は順不同、作者名は敬称略

埼玉県知事賞
鴻巣市立馬室小学校
加藤心渚(6年)
■コメント
大賞を受賞したと聞いた時、とても驚きました。家族で意見を出し合い、話し合いの場をもてたことが良かったです。5日間のゴミの量を調べました。予想以上にたまってしまったので、ゴミを減らす取り組みをしたいです。

■作品評
年末年始に家庭内で出るごみの量という身近なテーマをきっかけに、家族全員でごみの減量について話し合い、自分たちにできる対応策を考えた作品です。イラストを効果的に使い、分かりやすい構成で説得力があります。



埼玉県教育委員会教育長賞
鴻巣市立鴻巣中央小学校
松村蒼太(4年)・松村葉月(2年)
■コメント
2年続けて受賞することができて、とてもうれしいです。使い終わった物や、ゴミとなってしまう物を使って、家じゅうがこんなにきれいになることにびっくりしました。これからもくふうして地球にやさしいエコに取り組んでいきたいです。

■作品評
 身近な大人から情報を集め、実際に試し、その効果を検証しながらエコについて考えているところが素晴らしいです。端的にまとめられた文章と視覚に訴える写真のバランスもよく、伝えたいことがとてもよくわかる内容になっています。この新聞を読んだ人は捨ててしまいがちな身近な物への見方や意識が変わることでしょう。


さいたま市長賞
さいたま市立仲町小学校
青山 萌(5年)
■コメント
賞をいただき、とてもうれしいです。生物多様性と聞くと、とても難しく感じますが、実は私達の生活とつながっている問題です。日々の生活を地球のために少し工夫することで、私達の未来を守っていきたいと思います。

■作品評
作品の中に生物多様性をテーマとした起承転結があり、調べたこと、体験したことが絵や写真を使いながら上手に配置されています。生きもののつながりは人間も例外ではなく、未来を守るのは私たちの行動であることを、読む人に伝えてくれる作品です。


さいたま市教育委員会教育長賞
さいたま市立沼影小学校
山田眞子(3年)
■コメント
私が幼稚園の時から始めた再生野菜には、おばあちゃんのエコの知恵がたくさんつまっています。楽しくごみを減らす工夫は、身のまわりにあるはずです。これからもいろいろな人の話を聞いて学び、それを未来につなげていきたいです。

■作品評
家族から教わった再生野菜という知恵からエコについて考え、5年間、再生野菜の栽培に取り組んだ様子や効果が写真や絵を使い、分かりやすくまとまっています。一人ひとりの少しのつみ重ねが大きなエコにつながることを主張した素晴らしい新聞です。


エコ計画賞
さいたま市立川通小学校
神志那祇穏(1年)
■コメント
わたしは、ふゆ休みに「ジュニアエコタイムス」をかこうとおもいました。けれど、「エコ」がわかりませんでした。そこで、エコとはなにか、なぜエコが大せつかをしらべて、まとめてみました。エコはたくさんありました。なつのエコにも、ちょうせんしたいです。

■作品評
1年生ながら構成、内容全ての面で素晴らしい新聞に仕上がっており大変驚きました。エコとは何かをしっかり考え、体験しながら学んでいる様子が紙面から伝わってきます。これからのエコ活動に期待しております。


埼玉新聞社賞
さいたま市立常盤小学校
磯ア春佳(6年)
■コメント
水と暮らしについて色々な視点から調べていくうちに、私たちが使える水は地球上の水のほんのわずかであると実感しました。年末の掃除身近なものを再利用して水を汚さずにどんな掃除ができるかを考えて実践しました。

■作品評
水と暮らしとの関わり、世界から見た日本の水問題を理解し、江戸時代の上水道のしくみ、世界で最初の下水道等の歴史にも目を向けて、さまざまな角度で分かりやすく解説しています。その上で、日々の生活で水の汚れを防ぐために自分たちでもすぐに実践できる掃除等を紹介して、ちょっとした工夫で水を大切にする意識を芽生えさせ、エコに取り組む姿勢が表現されています。


優秀賞
■鴻巣市立鴻巣東小学校
斎藤美和(1年)


■鴻巣市立鴻巣南小学校
牧野克拓(3年)


■長瀞町立長瀞第一小学校
三橋円佳(6年)


■熊谷市立久下小学校
山宮悠夏子(6年)


■寄居町立桜沢小学校
四方田和哉(5年)




 入選作品の共通点は、どれもエコの観点から自分の生活を見直し、自分の考えを表現していることです。特に、実践を通して調査したことを記事にしている作品は、興味深く、説得力のある作品となっています。

埼玉大学教育学部
附属小学校教諭
北川智之

      

学校賞  
所沢市立南小学校

さいたま市立原山小学校

熊谷市立妻沼小学校
学校特別賞は、新聞づくりに対する意欲や姿勢、独創的で優れた環境学習の取り組みなどを審査委員会が評価し、表彰するものです。審査の結果、今年は3校が選らばれました。受賞校には表彰状と環境学習助成金が贈られました。

環境学習助成金を有効に使っていただきました。
受賞者が通う小学校及び学校特別賞の受賞校には、株式会社エコ計画から環境学習助成金(総額250万円)が贈られます。
昨年度の助成校から活動報告が届きましたので紹介します。助成金は子どもたちの学習環境の整備や、環境意識を高めるさまざまな取り組みに有効に使われています。


台風で壊れたヘチマ棚を復旧
■蓮田市立平野小学校



 大きく育て!ぼくらのヘチマ。蓮田市立平野小学校は環境学習助成金を活用して「ヘチマ棚」を設置しました。それまであった棚が台風で壊れ、ヘチマの栽培や観察ができない状態だったからです。
 新たに設置した棚は、ヘチマの実を下からも観察できるようにしっかりとした作りにしました。観察するだけでなく、ヘチマ水を採ったり、実をたわしにしたりして利用することも学びました。