平成20年度(第1回)
身近な環境 あんなこと、こんなこと。

 「身近な環境」について新聞作品を募集したところ、1497点が集まりました。参加した小学生記者は1900人に上り、さまざまな視点から取材して記事を書き、分かりやすく読みやすい新聞にまとめています。その出来栄えには審査委員もびっくり。
 子どもたちが捉えた身近な環境問題を、じっくりとお読みください。

※発表は順不同、作者名は敬称略
埼玉県知事賞
川口市立上青木南小学校
田村直之(4年)

■作品評
 電気やガスの月ごとの使用量を調べた上で、家庭の生活習慣の特徴を見出し、電気屋さんに取材した結果を踏まえてその対応策を考えるといった一連の活動は、はいへん素晴らしい内容です。これからもご家族で協力して、地球環境にやさしい取り組みを進めていってください。

■コメント
 ぼくは、埼玉県知事賞に選ばれたと聞いてとてもびっくりしました。
 テーマを決めた理由は、テレビで省エネについてやっていたので、ぼくの家の省エネを調べようと思ったからです。工夫した点は、電気とガスの過去2年間の領収書から使用量の平均を出して分かりやすくグラフにしたところです。それから、電気屋さんにもインタビューしに行きました。ぼくの家の10年前のクーラーと比べると、今のエアコンはとても省エネだということが分かりました。
 ぼくは、この新聞を作ってみて、家族だんらんが省エネにつながることに気付きました。
埼玉県教育長賞
上尾市立上尾小学校
田口和弥(6年)

■作品評
 この作品の良さは構成のすばらしさです。食料自給率、体験・実験、環境と文学作品の関連づけなど、これまでにない新しい視点からエコを取り上げています。また、自らエコに取り組む活動が見られる点もアピールとなっています。

■コメント
 ぼくは、埼玉県教育長賞という賞をいただきとてもうれしく思いました。この作品ではソーラークッカーの温度がどうすれば上がるか、考えるのに苦労しました。工夫したのは、絵などを入れ分かりやすくしたところです。
 また、色付けで大事な部分が目立つように工夫しました。これから日本は自給率を上げていけば、少しでも地球温暖化をくい止めることができると思います。ぼくはこれからも安心安全な国産の物を選んで買っていこうと思います。
エコ計画賞
蓮田市立蓮田南小学校
立野尚希(4年)、齊藤健一(4年)

■作品評
 町のスーパーで実施されている資源回収についてお店へ取材し、リサイクル製品の紹介などわかりやすくまとめられており、市で回収されていないものもお店では回収している発見など、リサイクルの大切さが伝わる作品です。
■コメント
 ぼく達は、エコ計画賞に選ばれて、とてもおどろきました。
 新聞作りは考えていたよりも大変でした。友達と図書館へ行ったり、お店へ取材に行ったりしました。リサイクルのことを調べて、捨てればゴミになる物もきちんと分別することで資源として生まれ変わり、ごみを減らせることが分かりました。これは、自然かんきょうを守ることにもなります。そして、ぼく達一人一人が、ゴミを出さないよう心がけることが大切だと思いました。

埼玉新聞社賞
熊谷市立熊谷東小学校
鐙野彩奈(6年)、大島千里(6年)、大熊あす香(6年)

■作品評
 学校周辺のエコマップを作成し、現在の環境に対する問題点をあげました。その上で、未来のエコ予想を作成、ソーラーパネルの設置や緑を増やす、ごみを減らすなど将来に向けたエコ活動を考え、実践していこうという意気込みが感じられます。

■コメント
 受賞できてとてもうれしいです。私たちが住んでいる熊谷市は日本一暑い街で、熊谷東小学校はその中心にあります。今、熊谷市では温暖化対策に取り組み、そして学校でも、環境委員会を中心に環境保護活動に全校で取り組んでいます。今回のジュニアエコタイムスでは、今の学校の周りの様子を地図にし、そして未来のエコ予想図を三人で工夫してかきました。新聞作りを通して、環境保護の大切さを感じました。これからも、身近なことから少しずつ環境保護活動に取り組み、活動を広げていきたいと思います。

優秀賞
■越谷市立宮本小学校
福貴田佳佑(2年)


■入賞のコメント
 ぼくは、担任の中山正則先生から「優秀賞が取れたよ!」 と聞いた時、とてもうれしかったです。
 冬休みに、お父さんと本を読んだり、インターネットで世界のエコについて調べたりするのが大変でした。調べているうちに、今、地球温暖化で生き物がいなくなってしまうといけないと思いました。そこで、テーマを「エコロジーを考えよう」にしました。
 作品にまとめていくうちに、お母さんが風呂の残り湯を洗濯に使っていること、家族で出かけた時に見たLEDのイルミネーションもエコに役立つことが分かりました。自分にもできるエコが見つかってよかったです。
 ぜひ、皆様もエコをやってみましょう!
■川口市立戸塚南小学校
山本奈保子(6年)


■入賞のコメント
 この賞は大好きな二人のおばあちゃんのおかげです。
 一人は久美子おばあちゃん。おばあちゃんが働いていたリサイクル工場を見学し、自由研究にまとめたことが新聞作りのきっかけとなりました。
 そしてもう一人は禎子おばあちゃん。「おばあちゃんも病気に負けないようにがんばるから奈保子もがんばってね。」と病院のベッドでいつも励ましてくれました。私はおばあちゃん達の喜ぶ顔が見たくて、最後まで丁寧にこの新聞を仕上げました。
 でも、(禎)子おばあちゃんは優秀賞の知らせを聞くことなく、2月1日に亡くなりました。明日、3月7日はおばあちゃんの三十五日法要です。この新聞をお墓に持って行って、おばあちゃんを喜ばせてあげたいです。
■蓮田市立蓮田南小学校
松井美帆(5年)、澤木美里菜(5年)、野中友美子(5年)

■入賞のコメント
 日本には食料がたくさんあります。でも、ほとんどの人が食べ残しをするので、もったいないと思いました。それで食べ残しについて調べることにしました。
 きらいな物をどうやっておいしくするかがむずかしかったです。アンケートをとるのも大変でした。家で残ったものをちがう料理に再利用するのはむずしかったですが、料理をするのは思ったより楽しかったです。作った料理を食べたらおいしかったです。これからも残った料理や嫌いな物をおいしくできるようにしたいです。そして、大切な食料が無だにならないようにしたいです。
■上尾市立上尾小学校
水澤菜々子(3年)

■入賞のコメント
 毎年、祖母が生ゴミをプランターの土にうめて野菜を作っているのを見て、エコにつながるのかな、と思ったのがきっかけです。生ゴミだって役に立つんだということが、自分でやって見てよく分かりました。野菜がたくさんとれたときはとても嬉しかったです。書くときは割り付けに苦労しましたが、入選してとてもうれしいです。
■川口市立戸塚南小学校
山本奈保子(6年)

■入賞のコメント
 私は最近、授業を通して地球温暖化という環境問題を知りました。新聞を作ってみて、身近にある物でも工夫すれば地球温暖化を防ぐことができると分かりました。実験では自動車の排気ガスを調べる事が大変でした。一度、実験で失敗して実験し直した事もありました。これからも、身近な環境問題について生活に生かしていけるようにしたいです。


 今年度から大賞、県教育長賞、エコ計画賞、埼玉新聞社賞の受賞者が通う小学校を対象に環境学習の助成制度が始まりました。教材の購入やビオトープづくりなどを支援し、「気づき調べる」から「アクション」へ内容を深める試みです。制度は始まったばかりで試行錯誤の段階ですが、アクションの成果を新聞にまとめて再び発信していきたいと思います。
 さて、今回注目したいのは蓮田南小の「食べ残し」を取材した作品です。審査会では食を捉えた視点が高く評価されました。学校教育では「食育」も重要なテーマ。子どもたちは素直に環境問題との関連性に気づき理解を深めています。私の暮らしが地球環境と深く関わっていることに改めて気づかれました。

■平成20年度 第1回テーマ「身近な環境 あんなこと、こんなこと。」の入選作品はこちらから ≫GO
■平成19年度 第2回テーマ「身近な環境 あんなこと、こんなこと。」の入選作品はこちらから ≫GO
■平成19年度 第1回テーマ「身近な環境 あんなこと、こんなこと。」の入選作品はこちらから ≫GO
■平成18年度 第2回テーマ「身近な環境問題 あんなこと、こんなこと。」の入選作品はこちらから ≫GO
■平成18年度 第1回テーマ「身近な環境問題 あんなこと、こんなこと。」の入選作品はこちらから ≫GO