平成21年度(第1回)
身近な環境と未来のエコ あんなこと、こんなこと。
小学生が身近な環境問題を調べて新聞をつくる「ジュニア・エコタイムス」。 今年は「身近な環境と未来のエコ あんなこと、こんなこと」をテーマに募集したところ、県内170の小学校から1597作品が集まりました。新聞づくりに参加した子どもたちは1700人を超えます。 ちびっ子記者の力作をご覧ください。
※発表は順不同、作者名は敬称略
埼玉県知事賞
上尾市立上尾小学校
萩久保朝香(6年)

■作品評
食のエコをテーマに具体的かつ多角的に取材し、おもしろい記事にしています。イチゴのエコ対決など、簡単に答えの出ない問題を提起しているところが素晴らしい。イラストなども美しく、大変読みやすい紙面構成です。

■コメント
 私達は食べ物を買う時も作る時も地球を汚しています。解決する方法を考えるために、多くの方に会って取材し、実験もしました。流れや配置を考えた紙面にしました。県知事賞を頂き小学校最後の良い思い出になりました。
埼玉県教育長賞
川口市立上青木南小学校
荒川颯大(4年)

■作品評
大掃除のゴミの量から地球温暖化を心配し、環境問題について調べ、自分なりに対策を提案している素晴らしい内容です。スーパーなどで取材しまとめる活動などから、実践的なエコ活動への意欲を感じます。

■コメント
ぼくは埼玉県教育長賞に選ばれて、とてもうれしいです。あふれていくゴミが心配で、このテーマに決めました。お店に質問したり、提案したりして頑張りました。これからはものの再利用に心がけていきたいです。
エコ計画賞
寄居町立男衾小学校
根岸未来(4年)

■作品評
回収したペットボトルのキャップがリサイクルされ、途上国の子どもたちに届けられる仕組みへの素朴な感激が浮き出た作品。身近な事に関心を持ち行動するのが特権で、その経験、感動は一生の財産になるでしょう。

■コメント
私は「ペットボトルキャップのゆくえ」について調べました。冬休みの宿題もあり大変だったけど、すばらしい賞に選ばれてとてもうれしいです。これからも地球かんきょうについて調べ、地球を守っていける人になりたいと思います。

埼玉新聞社賞
川口市立戸塚南小学校
富川恵太(5年)

■作品評
意外に人気のあるダンゴムシ。作者は、ダンゴムシが環境にやさしい生き物であることに気付き観察と実験を重ねて、その秘密に迫っています。生物多様性の大切さがいわれる今、時期を得た素晴らしい作品です。

■コメント
ぼくは、この新聞を読んでもらう相手の気持ちになって書きました。ダンゴムシは、身近な落ち葉などで、植物の成長のためによく使われる肥料を作ってくれることを知ってもらいたいから書きました。

優秀賞
■熊谷市立熊谷東小学校
棚澤優衣(4年)、住谷奈津美(4年)


■作品評
  イラストを使い、すっきりとしたレイアウトで読みやすさや分かりやすさを工夫しています。見学したクリーンセンターの経験から、身近なごみに疑問を持ちその行方を調べることでリサイクルの大切さを訴えています。
■幸手市立幸手小学校
坂田敦史(6年)、野村真吾(6年)、集貝瞭登(6年)、織原寿樹(6年)


■作品評
  みんなの大好きなラーメンから環境問題を考えようとする着眼点がすごい。ごみを減らす調理法、お湯を沸かすエネルギー、熱効率の良い鍋などさまざまな角度から環境負荷を考えている素晴らしい作品です。
■蓮田市立蓮田南小学校
鈴木瑛美里(6年生)、小島冴月(6年)、吉 裕太郎(6年)、芳賀巧弥(6年)、森 和稀(6年)


■作品評
  家庭科の授業で学んだ知識から環境問題に気付き、教室から出来ることを提案しています。廃油から石けんを作り友だちなどへ配布して感謝された喜びから環境問題に真剣に取り組もうしていることが素晴らしい。
■越谷市立西方小学校
高井裕香(5年)


■作品評
  自由で柔軟な発想が優れた作品です。捨ててしまいがちな食品のくずを料理し、無駄をなくしてごみを減量しようというアイデア。環境問題を捉える子どもの視点と、解決に導く手法の発想に驚かされます。
■春日部市立幸松小学校
唐木映里花(3年)、唐木秀徳(2年)


■作品評
  食料自給率に注目した作品です。大きな日本の地図を中央に配置して読者の関心を惹くようにレイアウトを工夫しています。地産地消の大切に気付き、家族が作る農作物への感謝へ思いを巡らせた素晴らしい作品です。



身近な地域には、多くの環境問題があります。その問題を自分の力で観察や実験、調査などを通して調べる。そして、分かったことから自分の考えを持ち、自分でできることに取り組む。このような作品が多くありました。

埼玉大学教育学部附属小学校教諭
加賀谷徳之


足で稼いだ記事が多くみられ、写真やグラフを効果的に使った作品が入選しています。社説も徐々に多くなっており、考察(意見)をはっきりと示す必要があるでしょう。写真や数値の出展にも気をつけてください。
さいたま市立岩槻小学校教諭
吉岡貴和
 
環境学習助成金(平成20年度)を有効に使っていただきました。
上位4賞(大賞、埼玉県教育長賞、エコ計画賞、埼玉新聞社賞)の受賞校には、協賛スポンサーである株式会社エコ計画から総額250万円に上る環境教育に関する助成金が贈られました。この助成金は今年度も同様に受賞4校に贈られます。
 
4年生がヘチマを育成。命の大切さ学ぶ
■蓮田南小学校

 蓮田市立蓮田南小学校(上田悟校長)では、砂場を改装して、4年生がヘチマの種を植栽。高野裕紀子教諭の指導で、どのように芽が出て、ツルが伸び、実を結ぶかなどを観察した。
 同年1組の北島匠くんは「自分で植えた種が徐々に育っていくうちに愛情がわいてきた。下の学年にも命の大切さを教えていきたい」と満足げだった。
 同校では、1年生はアサガオ、3年生はヒマワリ、6年生はメダカの育成といった具合で全学年を通じて動植物を育成。「命の連鎖」について学習している。
 このほか、ペットボトルのリサイクルや環境新聞の発行なども行った。
 
できることから始めよう 広げよう環境保護の輪
■熊谷東小学校

 熊谷市立熊谷東小学校(鴨田均校長)は、ジュニア・エコタイムス環境教育助成金を活用して、太陽光電池時計の設置や堆肥づくりを体験学習した。
 同校では、今回の事業を通じて、自らできる環境保護活動を通して家庭や地域に環境保護活動の輪を広げようと試みた。
 堆肥づくりの勉強を体験した5年生の地主舞香さんは「大変だったけど、元気に育つように頑張った。家ではエコのためにお風呂が冷めないように入っている」と話していた。
 同校ではこの他の事業として、環境教育のために緑化栽培運動(グリーンカーテンの設置)や環境教育関連の図書を購入した。
 

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