平成18年度(第2回)
身近な環境問題「あんなこと、こんなこと。」

小学生が身近な環境問題を調べてつくる環境新聞「ジュニア・エコタイムス」。子どもたちと環境問題を考えて10年が経ちました。「身近な環境問題 あんなこと、こんなこと」をテーマに県内42の小学校、約1,200人を超える小学生が新聞づくりに取り組みました。
「足を使った」取材記事にちっびこ記者たちの身近な環境問題に対する意識の高さが伺えました。
みなさんも紙面を通して「身近な環境問題」について考えてみてください。


埼玉県知事賞
伊奈町立小針北小学校
石橋彩香(6年)
■作品評
「ダイオキシンから身を守れ!」をテーマに、私たちが知らずにダイオキシンを食べてしまっている恐さを伝えていますが、身を守るには日本の伝統料理が必要だと解決方法を見つけ、食材や料理を調べ、まとめた点が素晴らしい。

■コメント
私は、先生からの電話で入賞したことを知りました。その時、これは夢かと声も出ないくらい驚いてしまいましたが、後から喜びがわいてきました。このテーマは学校の総合の授業で勉強したもので、ダイオキシンを体から追い出す食材を使って調理し、クラスのレシピ集にまとめました。この新聞作りで苦労したところは、紙面割りと見出しです。新聞を読む人が興味をもってくれるようにどんな言葉がいいか考えました。また、キャラクターを書いて目立たせ、大切なところを簡単に短く書きました。色の使い方も考え、目立つ色を一番伝えたい注目してほしい部分に使いました。みなさんに私のメッセージがしっかり伝わるとうれしいです。
埼玉県教育長賞
さいたま市立与野八幡小学校
北川夏己(4年) 江口綾音(4年) 柏崎祐希(4年)
■作品評
給食をテーマにして、残した給食について丁寧に調べあげた力作。クラスの仲間にアンケートしたり、自分たちで残ってしまった給食の量を調べたりするなど、身近なところに視点を当て、調査活動を行っているところが素晴らしい。

■コメント
 給食の残りが多いのを見て、もったいないと思い、残菜の行方を調べました。
 毎日、残菜の重さを量ったり、クラス全員のアンケートをまとめたりすることが大変でした。パソコンでいろいろ工夫して検索し、他の学校のエコトープを初めて知り、与野八幡小にもあったらいいなと思いました。
 むずかしい言葉は、調べたり聞いたりして、わかりやすく書きました。写真の位置や色が重ならないように考え、キャラクターを使って楽しく読んでもらえるように工夫しました。
 受賞できてとてもうれしいです。時間をかけて調べ、ていねいにまとめることができてよかったです。今までは平気で残していた給食も残さず食べるようになりました。

エコ計画賞

さいたま市立与野八幡小学校
野木麻綾(4年) 庄司萩乃(4年)
■作品評
リサイクルをテーマにした読んでいて楽しい紙面です。缶で楽器を作ったり、ペットボトルを貯金箱にする感性は、日本人のもったいないという感覚につながり、子どもらしい遊び心を持ちつつ物を大切にする様子が目に浮かびます。

■コメント
 私達は、少しでも環境をよくするために、リサイクルについて調べました。色づかいや、さし絵など工夫しながら、わかりやすく読みやすい新聞作りを心がけました。まさか、エコ計画賞に選ばれるとは思いませんでした。とてもうれしいです。
 一番の思い出は、8個の缶に水を入れて音階を作ったことです。日当たりのよい場所に缶を置いたら、次の日にはちがう音になっていました。水の蒸発で量が変わったのが原因のようです。缶の種類がちがうために、音合わせに苦労しましたが、拾ってきた缶と水だけで楽器を作ることができました。みなさんも試してみてください。
 これからも、貴重な資源を無駄にしないように、生活の中でリサイクルを工夫していきたいと思います。

埼玉新聞社賞

寄居町立鉢形小学校
山口愛央(4年)
■作品評
荒川の大自然を自ら取材し、的確に記録した力作。自然豊かな景観を取り込んだ2葉の写真は見事で、”映える”写真を中心部に配置し、読者を引き付けている。さらに「水の循環」という科学的視点も地球環境という切り口に合致したすばらしい作品。

■コメント
私は、この新聞を作り、白鳥がどうして荒川にやってくるのかという事を、改めて考えてみました。荒川にはたくさんの人が遊びにきたり、キャンプなどをしに来たりします。でも私は、荒川に来る人の一番の楽しみは白鳥を見ることだと思います。私は、今までに白鳥にきょうみがなくふつうでしたが、この新聞を作り白鳥に関心をもち、橋を渡っているときも自然に考えるようになりました。今回は、埼玉新聞社賞を受賞してとてもうれしいです。私が作った新聞を見て白鳥をずっと守っていってくれたらいいと思います。この新聞を作って本当に良かったと思っています。
優秀賞

■さいたま市立東宮下小学校
本田瑞帆(5年)

■作品評
「ハイブリットカー」をテーマに実際にトヨタ自動車を訪問し取材し、コメントなどをまとめた力作。イラストやグラフを効果的に使い、ハイブリットカーの状況などを分かりやすく紹介している。


■深谷市立岡部小学校
菊地香穂(6年)

■作品評
ゴミの量を減らすために、なにができるかを作者自身が考え、実行し、まとめあげた力作。紙面としても見やすい工夫がされており、イラストや写真を効果的に使い分かりやすく紹介している。


■上尾市立西小学校
根田紗帆(6年)
菅萌々子(6年)

■作品評
作者が通う小学校でのリサイクルの取り組みを紹介した作品。リサイクルの量をまとめたグラフやデータがパソコンで作成されており、過去1年間の状況がよく分かる点も素晴らしい。


■東秩父村立西小学校
浅見桃子(6年)

■作品評
「リサイクルをしよう」をテーマにアルミ缶、紙パック、古紙、ペットボトルの4部門に分け状況などをイラストを使い、よくまとめられた作品。リサイクルへの関心の高さがうかがえる。


■上尾市立上尾小学校
田口和弥(4年)

■作品評
地球環境を守るため、何をできるかをまとめた作品。実際に再生紙を作ったり、生き物が住む場所が失われてきている思い、休憩所を作り観察するなど、作者が感じた地球環境への熱意が伝わってくる。



 今年度からグループで取り組めるようにしたジュニア・エコタイムス。「身近な環境問題あんなことこんなこと」をテーマにちびっこ記者ならではの視点でたくさんの応募がありました。とりわけ、入賞作品については、読者が読みやすい紙面レイアウトや「足を使った」取材記事が注目を集めました。グループ参加の応募も多数あり、全体的に完成度の高い紙面が増えました。温暖化問題やリサイクル活動など新聞やニュースで取り上げられている社会問題を題材にした紙面が目立ちました。
 大賞を受賞した石橋綾香さんは、授業で取り組んだダイオキシンと食をテーマに「レシピ集」をまとめました。体内に摂取したダイオキシンの排出対策を身近な食材から見つけ、「日本の伝統料理が身を守る」という作者のメッセージが伝わったすばらしい作品でした。
 環境問題は社会的関心が高く、子どもが興味を持ちやすく、学校や家庭でも積極的に取り上げられる話題です。
 ジュニア・エコタイムスは、住んでいる地域の身近な環境問題を通して疑問に感じたことを調べ、体験し、子どもたちの知的好奇心を高めることを目的としています。
 学校で、そして家庭で、ぜひ、地域の自然環境へ思いを寄せて作品をご応募ください。

■平成20年度 第1回テーマ「身近な環境 あんなこと、こんなこと。」の入選作品はこちらから ≫GO
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